2013年4月16日火曜日

原発・放射能ニュース 13.4.16~4.20


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4.20

南相馬のワラビとタラノメ基準値超 出荷自粛を要請
福島民友ニュース 2013年4月20日
 (福島)県は19日、南相馬市鹿島区のワラビ1点から食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る1キロ当たり160ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。同市原町区のタラノメ1点からも基準値を超える1キロ当たり130ベクレルが検出された。
 県は同日、南相馬市全域のワラビとタラノメの出荷自粛を市町村や関係団体などに要請した。基準値を超えた2点はともに出荷前で市場には流通していない。このほか、17市町村で採取した山菜やキノコ12品目30点について放射性物質検査を行った結果、基準値を下回った。(以上全文)

金曜デモ 大飯原発止めて
東京新聞 2013年4月20日
 脱原発を求める金曜日恒例の抗議活動が十九日夜、東京・永田町の首相官邸前や国会周辺で実施された。
 国内で唯一運転中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐり、同日、新規制基準に照らして安全性を確認する原子力規制委員会の初会合が開かれたほか、十六日には運転停止の仮処分を求めた住民らの申し立てを大阪地裁が却下したばかり。デモの参加者からは「国民を守れない司法はいらない」「地震の前に大飯をすぐ止めろ」との声が上がった。(以上全文)
 
4.19

敦賀原発:2号機直下は「活断層」 規制委、認定変えず
毎日新聞 2013年04月19日
 日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)直下を通る断層を「活断層の可能性が高い」と認定する報告書案をまとめた原子力規制委員会の有識者調査団が、原電からの反論を「根拠が明確でない」と、全面的に退ける見解を原電に伝えていたことが分かった。
 規制委事務局の原子力規制庁と原電の担当者が19日に面談し、規制庁が原電に24日の評価会合で提示する資料案を示した。
 
柏崎刈羽原発7号機で火災 充電器の配電盤焦げる
朝日新聞 2013年4月19日
 東京電力は19日、定期点検中の柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)7号機の「コントロール建屋」地下2階で、充電器の配電盤が焦げたと発表した。柏崎市消防本部は、配電盤の配線が炭化したり溶けたりしていたため火災と判断。東電と消防が原因を調べている。
 東電によると、18日午後2時50分ごろ、充電器の配電盤の故障を示す警報が作動。調べたところ、電圧を調整するスイッチの周辺に、縦約30センチ、横約10センチの焦げ跡があった。充電器は原子炉の水量を計算する機器の予備電源。東電の担当者は「周囲に燃える機材はなく、延焼の恐れはなかった」と説明している。(以上全文) 


正確さ欠く「汚染水計量」 移送ないのに数値変動
福島民友ニュース 2013年4月19日
 東京電力福島第1原発の汚染水漏れ事故で、東電が発表している貯水槽の水位を示す数値が、移送作業の行われていない夜間にも大きく変動していることが18日、分かった。東電は「推計による誤差。圧力から水位を判断するため生じるもの」としているが、汚染水漏れ発覚後も正確な水量を把握できていない状況が浮き彫りになった。東電発表の数値をみると、最大120トンの汚染水が漏れたとされる2号貯水槽の数値は17日の移送停止後から18日の移送開始までに、707トンから665トンまで約40トンの範囲内で変動していた。(以上全文)

東海第二原発訴訟 「訴訟要件満たさず」 国は棄却求める 原告側と真っ向対立
東京新聞 2013年4月19日
 東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発をめぐり、住民らが国に原発設置許可処分の無効確認と停止命令を、原電に運転差し止めを求めた訴訟の第二回口頭弁論が十八日、水戸地裁(新谷晋司裁判長)で開かれた。国は訴訟要件を満たしていないとして棄却を求め、原発から遠方の住民に訴訟を起こす資格「原告適格」があるかを再び疑問視した。次回弁論は七月十一日。 (妹尾聡太)

安全審査、規制委問われる力量 大飯原発3、4号事前確認 
福井新聞 2013年4月19日
 東京電力福島第1原発事故を踏まえた新規制基準に関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が適合しているかどうかについて、原子力規制委員会の事前確認でどこまで厳密に評価するかは見えていない。田中俊一委員長は「新基準ができて即停止させるのではなく、次の定期検査で対応を確認する」と運転継続を認める考えを示唆するが、事前確認をクリアしても定検後の再稼働まで約束されるわけではない。新基準に基づく評価は今回が初めてで、ほかの原発の再稼働審査も控える中、規制委の力量が問われる。
 4.18

汚染水処理破綻寸前 福島第1原発漏えい
河北新報 2013年04月18日
 福島第1原発の放射能汚染水漏えい問題で、東京電力の汚染水処理計画が破綻寸前に追い込まれている。水漏れの起きた地下貯水槽から地上貯水タンクに汚染水を移す作業を始めたが、地下水の流入で汚染水は増え続ける一方。タンクを増設して容量を増やす考えだが、将来的に飽和状態を迎えるのは確実で、急場しのぎの策にとどまっている。
4.17
大飯原発の新基準適合 規制委、6月下旬判断
東京新聞 2013年4月17日
 原子力規制委員会は十七日午前の定例会合で、唯一運転中の関西電力大飯原発3、4号機が、新しい原発の規制基準に適合しているのかどうか、新基準が施行される七月より前の六月下旬をめどに、評価結果をまとめることを決めた。
 
弁護団、20日に説明会 原発事故訴訟 2次提訴の原告募る
東京新聞 2013年4月17日
 原発事故で県内に避難する福島県民らが国と東京電力を相手に損害賠償を求めた集団訴訟で、弁護団は二十日、千葉市中央区の千葉商工会議所で、六月に予定する二次提訴の原告を募る説明会を開く。
 
4.16
 
大飯原発停止求めた仮処分申請を却下…大阪地裁
読売新聞 2013年4月16日
 国内の原子力発電所で唯一稼働している関西電力大飯おおい原発3、4号機(福井県おおい町)について、近畿2府4県と福井、岐阜両県の住民ら262人が、安全性の確認が不十分だとして関西電力に運転停止を求めた仮処分裁判で、大阪地裁(小野憲一裁判長)は16日、「3、4号機は安全上の基準を満たしていることが疎明されている」として、住民側の申し立てを却下した。