2013年7月3日水曜日

福島医大は矛盾していると武田教授

 
 福島医大は2011年3月半ばから4ヶ月間の福島県民の初期被曝量を把握するために、「何時にどこにいたかについて1時間単位で記録をつけて提出するように」と県民に対して求めているということです。
 それについて武田邦彦教授は、その調査は、当時福島医大の山下俊一副学長(医師)県内を回って「1年100ミリまで健康に影響がないから避難しなくても良い」と住民を説得してきたことと矛盾するのではないか、もしも被曝が心配なので調査するというのであれば、前言を正式に撤回すべきではないかと批判しました。
 なお、同医大で行っている福島児童の甲状腺異常に関する調査の責任者である鈴木真一教授(医師)も、山下氏と全く同様の発言をしています。

 武田教授は、科学者の立場であれば自分の信念に基づいて放射能が健康に及ぼす影響についての新たな見解を発表しても良いが、国民への健康指導や治療が法律で認められている医師には、放射能の影響に関して法律から外れた勝手なことを公言することは許されていないとして、かねてから山下氏の言動を批判していました。

 以下に武田教授のブログを紹介します。
 青字部分の ・・・・ダウンロード をクリックすると音声による解説にジャンプします。

 (註.末尾に(平成25年6月29日)と記載されているのは、原稿の執筆日と思われま
    す。ブログが音声解説付で公表されたのは7月3日です)
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福島医大は見解を発表せよ・・・矛盾した発言が医療不信を生む
   武田邦彦 2013年7月3日(公表)
 福島在住の方からの情報だが、福島医大では原発事故後に県民健康調査ということで、「原発事故時に、何時にどこにいたか等、1時間単位で、2011年の3月半ばから7月半ばまでの福島県民の初期被曝の提出を促している」ということ5月現在回収率が23%ぐらいということである
 福島医大の山下俊一(医師)は当時、県内を回り「1年100ミリまで健康に影響がないから、避難しなくても良い」という趣旨で住民を説得している。医師が、健康に影響があるから行動調査を行わなければいけないような状況で、「安全だ」と言えるはずもない。
 福島医大はこれまで「被曝を心配する方が健康に悪い」と言ってきたのだから、調査を撤回するか、発言を撤回するべきである。
 
 また1年100ミリというのは胸のレントゲンでいえば1年2000回に相当する。これも普段から「レントゲン撮影はできるだけ少なく」と言っていた医師の指導とはまったく違う。福島医大はどちらが間違いかハッキリ示さなければならない。
 
 医師は国民の健康を守るためには政府に追従するのではなく、医師本来の倫理に戻り、山下医師を罷免しなければならない。(平成25年6月29日)