2013年8月10日土曜日

湖沼・河川の底土は依然高濃度に放射能汚染

 環境省が福島県内をはじめとする河川や湖沼の底土の放射能を調査したところ、最高値は福島県双葉町の農業用ため池の底土で1キログラム当たり46万ベクレル放射性セシウム濃度。単位は以下同)、河川では同浪江町の請戸川で3万3千ベクレルでした。また千葉県柏市の大堀川の底土7900ベクレルでした。
 依然として高濃度に汚染されています。

 以下に産経新聞の記事を紹介します。
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ため池の底土から46万ベクレル 
福島原発周辺、依然高濃度の放射性セシウム
産経新聞 2013年8月9日 
 環境省は9日、福島県内の河川や湖沼などの底土で4~6月に放射性セシウム濃度を測定した結果、最高値は双葉町の農業用ため池で1キログラム当たり46万ベクレルだったと発表した。
 ため池は東京電力福島第1原発から北西約10キロの地点。昨年12月~今年3月の前回調査でも最高値(56万ベクレル)を測定しており、わずかに下がったが依然高い。
 測定したのは計222地点。環境省は「おおむね低下傾向にあるが、福島第1原発周辺では高い数値が見られる」と説明している。
 河川では浪江町の請戸川で3万3千ベクレル、南相馬市の太田川で1万3400ベクレルだった。
 環境省は福島県以外に東京都と千葉、埼玉、栃木、群馬、茨城、宮城、岩手の各県でも河川や海計373地点を測定したが、全ての地点で水からセシウムは検出されず、底土の最高値は千葉県柏市の大堀川の底土で1キログラム当たり7900ベクレルだった。