2013年10月19日土曜日

安全審査合格 ⇒ 直ちに再稼動 でいいのか

 NHKが、原発の再稼動の前提となる安全審査の終了の見通しについて報じました。

 すくなくとも審査には半年以上が掛かるといわれる安全審査には、現在7つの原発から申請が出されています。
 これまでのところ四国電力伊方原発、九州電力の玄海原発と川内原発の3つは、比較的大きな問題は指摘されていません。
 それに対して北海道電力泊原発と関西電力の大飯原発と高浜原発の3つは、周辺にある活断層などの資料を巡って課題を指摘されています。
 残りの1つが東京電力の柏崎刈羽原発ですが、これは福島原発の汚染水問題の影響でまだ審査に入っていません。
 
 全原発ともまだ必要な資料の3分の1ほどしか提出しておらずに、残りは来月下旬から12月中旬にかけて提出されるということです。したがって審査完了予定の時期は全基とも不透明です。

安全審査合格⇒再稼動 ?? 
 柏崎刈羽原発については、仮に審査結果に合格したとしても、フィルターベントの仕様(=未決定)を含めて知事と東電との間で独自の取り決めがあるので、自動的に再稼動に入るということはありません。知事は過酷事故時に住民が安全に避難できるのかについて重大な関心を持っています。

 他の原発は仮に審査結果が合格であれば自動的に再稼動に入るのでしょうか。そんなことでいい筈がありません。
 
 原発の過酷事故は起きるものと考えておくことが必要で、中途半端な安全基準を満たしたからといって、事故が起きないなどと考えるのは間違いです。
 重大事故が起きたときに付近の住民が無事に逃げられるのかの確認もないままで再起動させてもよいというのが、現在の原発の安全審査のシステムです。
 
 仮に、検討と改善によって安全に逃げられる方法が確立されたとしても、福島の例で分かるように、事故後には広い地域二度と住むことは出来なくなります。
 国土が狭く人口密度の高い日本で、そんなリスクを冒してまで原発再稼動させるなどは、あってはならないことです。何の利益もない原発を、です。
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6原発 審査終了時期は不透明
NHK NEWS WEB 2013年10月17日
原子力発電所の運転再開の前提となる国の安全審査は、ことし7月に始まってから「少なくとも半年かかる」とされるなか、16日の会合で、3か月を迎えました。
電力各社は審査中の6つの原発について、必要な資料を年内にすべて提出する計画を示しましたが、再提出を求められることも予想され、審査がいつ終わるのかは不透明です。

原子力規制委員会が原発の安全対策を確認する安全審査には、これまでに7つの原発が申請をしていて、7月に始まってから「少なくとも半年かかる」とされるなか、16日の会合で3か月を迎えました。
これまでの審査では、愛媛県の四国電力伊方原発、いずれも九州電力の佐賀県の玄海原発と鹿児島県の川内原発の3つは、比較的大きな問題は指摘されていません。
これに対し、北海道の北海道電力泊原発、いずれも福井県にある関西電力の大飯原発と高浜原発の3つは、周辺にある活断層や火山に関する資料などを巡って課題を指摘されていて、審査が長期化する可能性が出ています。
また、新潟県の東京電力柏崎刈羽原発は福島第一原発の汚染水問題の影響で実質的に審査に入っておらず、7つの原発は、進ちょく状況に差が出始めています。
審査中の6つの原発では、審査に必要な29項目の資料のうち、多いところでも3分の1ほどしか提出しておらず規制委員会は電力会社に提出時期を示すよう求めていました。

電力各社が16日に示した計画によりますと、最も早い伊方原発と泊原発が来月下旬、大飯原発が12月上旬、高浜原発と玄海原発と川内原発が12月中旬までに、資料をすべて提出するとしています。今後電力各社が資料を提出しても、規制委員会から不備の指摘や再提出を求められることも予想され、審査がいつ終わるのかは不透明です。