2013年11月15日金曜日

農業用ため池や河川・湾の底質に放射性物質が濃縮

 福島県の農業用ダムやため池1640カ所中460カ所の底質から、1kg当たりの8000ベクレルを超える放射能が検出されました。
 国は、福島原発事故後に「1kg当たり8000ベクレル以上」の物質を「指定放射性廃棄物」としましたが、事故前には1kg当たり100ベクレル以上」が「指定廃棄物」でした。したがって8000ベクレル以下であれば問題はないということでは勿論ありません。
 
 また、近畿大12年8~11月初めにかけて東京湾の延べ106地点で泥を採取、分析したところ、kg当たり千ベクレルを超える放射性セシウムが検出されるなど、比較的高濃度の「ホットスポット」が存在していることが分かりました。
 河川を通じて放射性物質が東京湾に流れ込んでいるためです
 
 国土の除染が行われていない以上、この状況は今後も長い年月にわたって続くものと思われます。
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ため池の底の土などから放射性物質 福島
NHK NEWS WEB 2013年11月14日 
福島県が農業用のダムやため池の底の土などの放射性物質を調査したところ、対象の1640か所のうち460か所で、国の責任で処理する「指定廃棄物」の基準である1キログラム当たり8000ベクレルを超える値が検出されました。
県は農業用水や農作物への影響は少ないとしていますが、国の費用で土を取り除き処分できるよう求めることにしています。
 
この調査は原発事故の避難区域を除く県内の農業用のダムやため池、1640か所を対象に、ことし6月から福島県が行いました。
それによりますと、底にたまった土などの放射性物質の濃度を測った結果、国が指定廃棄物に指定する基準、1キログラム当たり8000ベクレルの濃度を超えたところが460か所あったということです。
最も高いところでは、国の基準の30倍以上となる25万ベクレルだったということです。
県は森林などの放射性物質が川からダムやため池に流れ込んで、蓄積されたのではないかと分析しています。
一方、ダムやため池の水については放射性物質の濃度が高いところでも1リットル当たり9ベクレルにとどまり、農作物へのモニタリング調査も行っていることから、市場で流通する農作物への影響は出ていないとしています。
しかし、安全を確保するために土を取り除く対応が必要だとして、国の費用で処分できるよう環境省に求めることにしています。
 
東京湾にセシウム高濃度地点
琉球新報 2013年11月13日
 東京電力福島第1原発事故から1年半以上がたった2012年11月の段階でも、東京湾奥部の河口域の底泥から1キログラム当たり千ベクレルを超える放射性セシウムが検出されるなど、比較的高濃度の「ホットスポット」が存在していることが、近畿大の山崎秀夫教授らの分析で13日、明らかになった。 山崎教授は「事故に起因する放射性物質が今でも河川を通じて東京湾に流れ込んでいる。生物を含めた監視を続けることが重要だ」と指摘した。
  12年8~11月初めにかけて東京湾の延べ106地点で泥を採取、分析。 (共同通信)