2013年11月24日日曜日

福島原発 26日から使用済み核燃料の取り出し

 第1回目の未使用核燃料22体の取り出しの終了に引き続き、26日からは、放射線量が桁外れに高い使用済み核燃料の取り出しを始めるということです。
 第1回目の作業では5日間かかりましたが、使用済み燃料を取り出しは初めてとなるため、さらに時間がかかる可能性もあるということです
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26日にも燃料取り出し再開 使用済み燃料も 福島第1原発
産経新聞 2013年11月24日
 東京電力が福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールで早ければ26日にも2回目の燃料取り出し作業に着手することが23日、分かった。18~22日に行われた初回の作業にトラブルはなく、社内で作業の効率化などを検討した上で、問題がなければ正式に決定する。
 
 初回の作業では、習熟などが必要だったため、高い放射線を出さず移送時のリスクが比較的少ない未使用燃料22体を取り出した。2回目以降は、取り出しが急務とされる使用済み燃料を取り出す見通し。事故以降、1~6号機プールから使用済み燃料が取り出されるのは初めてとなる。
 未使用燃料と使用済み燃料は形状が同じことから、取り出し方法に大きな変わりはない。すでに数年間プールで冷やされているため、原子力規制委員会の更(ふけ)田(た)豊志委員も「(燃料を覆う)被覆管に軽微な損傷が生じた程度では、周辺に与える影響はそれほど大きくない」との見解を示している。ただ、高い放射線を出すため、東電は作業を一層慎重に行う方針だ。
 初回の作業では一連の作業に5日間かかったが、使用済み燃料を取り出しは初めてとなるため、さらに時間がかかる可能性もある。