2013年12月25日水曜日

使用済み核燃料 積載貨車が脱線 パリ近くで

 原発王国のフランス・パリから10キロの住宅地で、使用済み核燃料を積んだ貨物車両が脱線しました。核燃料を再処理工場に運途中でした。
 貨物操車場での低速移動中の出来ごとなので、幸いに脱線には至らずに放射能漏れもありませんでした。
 
 新品の核燃料とは違って、使用済み核燃料が交通事故などで破損して万一核燃料が大気中に晒された場合、人間が近づくことも出来ないほどの強烈な放射線を出すので、事故対応自体が可能なのかと疑問視されているほどです。
 環境政党のヨーロッパエコロジー・緑の党は、早速、使用済み核燃料の都市部通過を禁止するべきだとする声明を発表したということです
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核廃棄物積載貨車が脱線 パリから10キロ住宅地
東京新聞 2013年12月24日
 【パリ=野村悦芳】パリ北東部ドランシーの貨物操車場で二十三日、原発の使用済み核燃料を積んだ貨物車両が脱線した。ドランシーの市長は、放射能漏れはなかったと明らかにした。
 フランスのメディアによると、脱線したのは一両で、横転はしていない。使用済み核燃料は、フランス中部の原発から最終的に北西部のラアーグ再処理工場に運ばれる途中だったとみられる。
 現場はパリ中心部から約十キロの近さで、住宅地にも隣接している。付近住民の不安が膨らんでおり、環境政党のヨーロッパエコロジー・緑の党は、使用済み核燃料の都市部通過を禁止するべきだとする声明を発表した。