2014年2月25日火曜日

最大8億ベクレル/Lの可能性 昨年8月300トン漏えいの汚染水

 福島原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を1/10以下に過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについてもベータ線ベースの放射性物質濃度を8000万ベクレル/L と公表していましたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレル/L に上る可能性があると訂正しました
 
 こうした漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価しています
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最大8億ベクレルの可能性2013年8月漏えいの汚染水
 福島民友ニュース 2014年2月25日
 東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについても過小評価していたと発表した。ベータ線を出す放射性物質濃度を1リットル当たり8000万ベクレルと公表していたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレルに上る可能性もあるとしている。
 漏えいした汚染水約300トンについて、東電は土壌に染み込んだほか、一部は近くの排水溝から直接海に流れ出たとみている。現在、漏れた汚染水の濃度の再評価を進めており、3月末までにあらためて公表する予定。漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価している。