2014年6月22日日曜日

島根原発再稼働に不安が続出 中国電説明会開始

 原発の再稼働審査に向けて、島根原発2号機安全対策の説明会が、19日夜、米子市の和田公民館で行われました。今後半径30キロ圏内計16地区で開く予定にしています。
 
 中国電力の説明に対して、住民からは
 福島原発での水素爆発の原因が究明されておらず再稼働すべきでない
 ・安全なら本社機能を原発に移してはどうか
 ・大飯原発の運転再開差し止めを命じた福井地裁の判決を尊重すべき
などと極めて厳しい意見が出されたということです。
 
 また、米子市防災安全課の職員ら県や市が今年3月に策定し住民避難計画についても説明したところ、住民からは「事故が起これば皆が我先に逃げる。避難計画は非現実的だ」との指摘あったということです
 
 通り一ぺんの説明では到底住民は納得しないという現実が明らかになってきました。
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原発再稼働 不安が続出 中国電説明会開始
読売新聞 2014年06月21日
 原発の再稼働に向けた審査のため、中国電力が島根原発2号機(松江市)で取り組んでいる安全対策の説明会が19日夜、米子市の和田公民館で開かれた。原発の半径30キロ圏内に住み、事故の際に避難対象となる米子、境港市の計16地区で開く説明会の初回で、和田地区の60人が出席。住民からは安全性を不安視し、再稼働を疑問視する質問や意見が相次いだ。
 
 中国電側は、津波対策の防波壁かさ上げや原子炉を冷却するための電源確保対策、放射性物質の影響を最小限に抑えながら格納容器内の圧力を下げるフィルター付きベント装置の設置など、国の新基準に応じた改善策を説明。原子力規制委員会の求めで始めた宍道断層の追加調査にも言及して理解を求めた。
 
 これに対し住民は▽福島原発での水素爆発の原因が究明されておらず再稼働すべきでない▽安全なら本社機能を原発に移してはどうか▽大飯原発の運転再開差し止めを命じた福井地裁の判決を尊重すべき――などと指摘。「説明会を開催したからといって、島根原発の再稼働の同意を得たとされては困る」との意見も出された。
 
◇米子市、避難計画を説明
 島根原発2号機の安全対策に関する中国電力の住民説明会には、米子市防災安全課の職員らも出席。県や市が策定し、今年3月に一部を変更した住民避難計画についても説明した。
 変更点は、段階的な住民避難の開始時点を「10~20キロ圏内に避難指示が出された時」と規定。30キロ圏内の境港市と米子市を4区域に分け、原発に近い区域から「5時間おきに避難を開始する」とした。
 市側は、住民が一斉に自家用車などで避難を始めると30キロ圏外へ全員が出るまでに16時間半かかるとの試算を紹介。「段階的避難では、自動車の中にいる時間が2時間半に短縮され、被曝ひばくの危険性が軽減される」と説明した。
 
 住民からは「事故が起これば皆が我先に逃げる。避難計画は非現実的だ」との指摘もあった。市側は「これが最終だとは考えていない。今後も科学的な知見を追加して改良していく」として、避難訓練の必要性などを訴えた。