2014年7月31日木曜日

福島原発トレンチに氷投入 1日約15トン、凍結目指す

 福島原発の2号機タービン建屋海側トレンチの凍結止水工事が難航している問題で、東電は30日、汚染水の水温を下げるため、トレンチと2号機タービン建屋の接続部に、1日当たり約15トンの氷の投入を始めました
 2週間程度投入を続け、水温の下がり方を確認しながら凍結を目指します
 当初は5トン程度の投入を予定していましたが、凍結に至らないので3倍ほどに増やすものです。依然として行き当たりばったりの感は否めません。
 
 追記) 記事によって同じ箇所をトレンチと呼んだりトンネルと呼んだりしていますが、ユーテリティー配管や電源ケーブルなどを複数本 敷地内に這わせるためのコンクリート製溝(通常は鉄板またはコンクリート製の蓋付き)を一般に(配管・ケーブル用)トレンチと呼びます。
     地中を通す必要があるときは一部がトンネル構造になりますが、トレンチの一部をなすものと見てそのままトレンチと呼ぶこともあります。
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東電、原発トレンチに氷投入 1日約15トン、凍結目指す
東京新聞 2014年7月30日
 東京電力福島第1原発の海側トレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)の凍結止水工事が難航している問題で、東電は30日、汚染水の水温を下げるため、トレンチと2号機タービン建屋の接続部に、1日当たり約15トンの氷の投入を始めた。
 2週間程度投入を続け、水温の下がり方を確認しながら凍結を目指す。
 
 4月末以降、凍結管を設置している接続部で冷却を始めたが、トレンチ内の汚染水が十分に凍らなかった。このため今月24~28日に、計約8トンの氷と、少量のドライアイスを投入。氷による水温低下の効果が確認されたため、継続的な投入を決めた。(共同)