2015年1月12日月曜日

食品中の放射性物質の検査結果(1月5日公表分)

 厚労省は日、食品中の放射性物質の検査結果を公表しました。
 
 基準値超過は、群馬県産ニホンジカ肉からCs:110~650 Bq/kg-5件、群馬県産ツキノワグマ肉からCs:150 Bq/kg-1件でした。
 福島産の動物肉に関する報告はありません。

           Cs : 放射性セシウム
 Bq/kg : 1キロ当たりのベクレル値
        .   基準値はCs:100 Bq/kg
 
 一部を抜粋して示しますので、詳細は添付のURLから厚労省のホームページにアクセスしてご覧ください。
 
 上記の報告に加えて下記の食べものと放射性物質のはなし」(厚労省発行)が掲示されています。
 
 それによると「新しい基準値は、食べ続けたときに、その食品に含まれる放射性物質から生涯に受ける影響が、十分小さく安全なレベル(年間1ミリシーベルト以下)になるよう定めています」となっています。
 しかし内部被爆の場合は放射線源が体内にある期間留まり続けると考えるべきなので、放射線が体を通過する外部被曝と同一に考えてよい筈がありません。
 まして放射線源がベータ線である場合には非常に危険です。
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食品中の放射性物質の検査結果について(第911報)
(東京電力福島原子力発電所事故関連)
厚生労働省 2015年1月5日
厚生労働省では、東京電力福島原子力発電所事故を踏まえて自治体等において行われている、食品中の放射性物質の検査結果について、別添のとおり取りまとめましたので、公表します。 
 
1 自治体の検査結果
北海道、札幌市、青森県、岩手県、宮城県、仙台市、秋田県、山形県、いわき市、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、千葉市、東京都、文京区、江東区、神奈川県、横浜市、横須賀市、新潟県、新潟市、金沢市、長野市、岐阜市、豊橋市、京都府、京都市、神戸市、和歌山県、島根県、高知県 
 
 ※ 基準値超過(6件) 
 No.2141,2142,2147,2148,2151 :群馬県産ニホンジカ肉(Cs:110~650 Bq/kg) 
 No.2152 :群馬県産ツキノワグマ肉(Cs:150 Bq/kg) 
 
 
食べものと放射性物質のはなし
厚生労働省
 ほんとうに大丈夫なの?という声におこたえするため、この秋、「食べものと放射性物質のはなし」をお伝えしています。
 「食べもの」と「放射性物質」に関するいろいろな「はなし」を、消費者庁、食品安全委員会、農林水産省とともに、お知らせしていきます。 
 
その1 新しい基準値のはなし ~みんなが食べるものだから~
 
 食べものに含まれる放射性物質の基準は、国際的な指標に基づいて、食べ続けたときにも安全なように決めたものです。
 この基準に沿って、食べものにどのくらい放射性物質が含まれているかを自治体が測り、すべての結果を厚生労働省ホームページでお知らせしています。
 そして、基準値を上回っているときには、生産している地域ごとに出荷を止めて、みなさまの口に入らないようにしています。
 
基準値以下の食品は、ずっと食べ続けても安全です
 
 2012年4月からの新しい基準値は、食べ続けたときに、その食品に含まれる放射性物質から生涯に受ける影響が、十分小さく安全なレベル(年間1ミリシーベルト以下)になるよう定めています。
 これは、食品の安全基準を定めている国際的な委員会が、これ以上の措置をとる必要はないとしている指標に基づく、厳しい水準です。
 
子どもをはじめ、すべての年齢の方に配慮して、基準値を設定しています
 
 一般食品の基準値は、影響を最も大きく受ける、食べ盛りの13~18歳の男性の食生活などのデータに基づいて定めました。
 もし乳幼児が、基準値の放射線を含む食品を食べ続けたとしても、摂取量が少ないことなどから、年間に受ける線量は大人の半分以下です。
 一般食品を子どもが食べても安全ですが、さらに一層の配慮として、「乳児用食品」や、子どもが飲むことが多い「牛乳」については、より厳しい基準値を設定しました。