2015年1月14日水曜日

福島原発労働作業員の約半数が「不安」

 東電昨年8~9月福島原発で働く作業員に対して行ったアンケートで福島原発で働くことに「不安を感じている」と回答した作業員はでした。
 そのうち、不安を感じる理由「被ばくによる健康不安への影響」が69%と、半数以上を占めました。
 また「家族は不安を感じているか」との質問には、「不安に思われている」がで55%で、何が不安に思われているのかについては、被曝による健康への影響でした
 
 多くの作業員やその家族が被曝による健康への不安を持ちながら、現場作業に就いている実態が明らかになりました。
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第1原発労働、作業員の約半数「不安」 東電がアンケート
福島民友ニュース 2015年1月13日
 東京電力福島第1原発で働く作業員(東電社員を除く)のうち、半数近くが同原発での作業に不安を感じていると考えていることが、東電が実施したアンケートで分かった。汚染水対策の本格化に伴い作業員数は増加傾向にあるが、作業員は依然、被ばくによる健康への影響に不安を感じている実態が浮き彫りになった。
  アンケートは昨年8~9月の約1カ月間、作業員4587人(6567部配布、回収率69.8%)から無記名で回収した。アンケート結果によると、福島第1原発で働くことに「不安を感じている」と回答した作業員は2003人で43.7%。不安を感じる理由について「被ばくによる健康不安への影響」が1385人の69.1%と半数以上を占めた。また「家族は(福島第1原発で働くことに)不安を感じているか」との質問に「不安に思われている」が2526人で55.1%。被ばくによる健康への影響とする理由が2219人で87.8%と最も高かった。