2015年11月21日土曜日

21- 志賀原発 断層 評価書案の結論に異論出ず

NHK NEWS WEB 2015年11月20日
石川県にある志賀原子力発電所の1号機の下を通る断層が「将来動く可能性は否定できない」とした原子力規制委員会の専門家会合の評価書案について、別の専門家たちが検討する会議が開かれ、説明が不十分だという指摘は出たものの、評価書案の結論への異論は出ませんでした。この結論が確定すると志賀原発1号機は再稼働できず廃炉になる可能性があります
 
志賀原発1号機の下を通る断層を巡っては、ことし7月、原子力規制委員会の専門家会合が「北西部の一部が将来動く可能性が否定できない」という内容の評価書の案をまとめています。
これについて、会合に参加していない第三者の専門家が検討する会議が開かれ、1号機の下の断層が動いた原因などを巡り、「説明が不十分だ」という意見が出されましたが、「将来動く可能性が否定できない」という結論への異論は出ませんでした。専門家会合は、20日の指摘を踏まえて修正した評価書をまとめ、今後、規制委員会に報告する方針です。
 
新しい規制基準では、将来活動する可能性のある断層の上に原子炉建屋など重要な施設の設置を認めていないため、結論が確定すると、1号機は再稼働できずに廃炉になる可能性があります。
20日の会議では、1号機と2号機の原子炉につながる冷却用の配管の下にある断層についても、「将来、地盤を変形させる可能性が否定できない」という内容の結論に異論は出ず、北陸電力が再稼働を目指して審査を申請している2号機も配管の移設や補強などの対応が必要になる可能性があります。
 
北陸電力社長「根幹にかかわる疑問出されていた」
会議のあと、北陸電力の西野彰純副社長は、「第三者の専門家が断層の活動性を否定できないということに同意したのは残念だが、断層が動いた原因など、専門家会合がまとめた評価の過程や結果の根幹にかかわる疑問が出されていたと思う。今後、データを拡充することも考え、2号機の審査に向けて万全を尽くしたい」と述べました。