2015年11月4日水曜日

米国で先月に引き続き、原発1基が停止へ

 米国の原発がコストメリットがなくなったため、先月に引き続きまた1基停止になります。ニューヨーク州のジェームズ・A・フィッツパトリック原子力発電所(出力万キロワット)です。

 シェールガスによる火力発電のコストと勝負にならず、年間72億円の赤字が見込まれるためです。

 アメリカは既に1970年代(まだシェールガスが開発されていない)に原発のコストメリットがなくなっており、74年以降に発注された発電所はただの1基も稼動していないし、79年以降はただの1基も発注されていません。
 
 日本の電気料金は総括原価方式をとっているため、世界一高い火力用燃料(原油・LNGなど)の輸入価格が発電コストを押し上げる一方で、原発は使用済み核燃料の処理費や廃炉費用を意図的に一部除外するなどの操作によって安く設定され、その不採算性が表面化せずに今日に至っています。
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火発のコスト低下し赤字に、米でまた原発停止へ
2015年11月03日
【ワシントン=三井誠】米電力大手エンタジー社は2日、米ニューヨーク州のジェームズ・A・フィッツパトリック原子力発電所(出力83万8000キロ・ワット、沸騰水型軽水炉)を2016年後半から17年前半に運転を停止し、閉鎖すると発表した。
 
 「シェールガス」と呼ばれる天然ガスの生産が増えて火力発電所のコストが低下し、今後、年間6000万ドル(約72億円)の赤字が見込まれ、運転継続が難しいと判断した。
 
 同原発は1975年に運転を開始し、米原子力規制委員会(NRC)から2034年までの運転認可を得ていた。同社は先月にも別の原発の停止を発表した。