2016年1月26日火曜日

26- 高浜再稼働、許さない 市民団体がデモ

中日新聞  2016年1月25日 
 関西電力高浜原発3号機(高浜町)の再稼働が月末に迫る中、関西地方の市民団体のメンバーら約四百五十人が二十四日、同原発前で再稼働に反対するデモを行った。
 
 関電は二十九日に3号機を再稼働する見通しで、デモは関西地方の住民でつくる「若狭の原発を考える会(代表・木原壮林京都工芸繊維大名誉教授)」が呼び掛けた。
 二十四日は、原発付近の展望台に集まった参加者らを前に、木原さんが「事故時には関西全域が汚染され、避難計画の実効性もない。再稼働を認めてはならない」と訴えた。その後、約十五分間、原発前の県道を「福島は終わっていない」などとシュプレヒコールをあげながら行進した。
 原発の北門前では、同会の高瀬應臣(まかみ)さん(70)=滋賀県栗東市、写真(中)=が「再稼働を断念し、原発の全廃を要求する」などとする八木誠関電社長あての抗議文を社員に手渡した。
 また同会は同日、町文化会館で再稼働に反対する団体の代表者らが講演する集会を開いたほか、町役場周辺でもデモを実施。二十七日には関電の本店ビル前(大阪市北区)でも抗議デモを開く予定。 (平井孝明)

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