2016年2月10日水曜日

10- 小泉元首相、政府支援での原発維持を批判

TBSニュース 2016年2月8日
 「脱原発」を訴える小泉元総理大臣が8日、東京都内で講演し、4月からの電力自由化に関連して政府の支援がなければ原発による電気の生産は「成り立たない」と指摘し、政府支援での原発維持を批判しました。
 
 「今年の4月から様々なエネルギー、自由に国民が選べる、企業も家庭も。そうしたら推進会社はなんて言っていたか。これから自由化が始まる原発政府が支援してくれないとやっていけないって言い出した。一番コスト安いって言っていたじゃないか。政府が支援しないと原発生産は成り立たない。原発推進論者の本音は、いくら金かかっても原発は維持しようということ」(小泉純一郎元首相)
 
 また、小泉氏は太陽光や風力などの再生可能エネルギーが発電量の30%を占めるのに「日本なら20年30年かからないと思う」と述べたうえで、「原発業界が、ほかのエネルギーの使用を妨害していた」との見方を示しました。