2016年3月13日日曜日

13- 官邸前行動は187回目に 松山市でも伊方原発再稼働を許さない集会

 11日(金)で首相官邸前抗議行動187回目を迎えました。
 厳しい冷え込みのなか6000人が集まりました。
 
 この日愛媛県松山市では市民団体「伊方原発をとめる会」が同市湊町5丁目の坊っちゃん広場で「伊方原発再稼働を許さない3・11集会」を開き再稼働反対と廃炉を訴えました。 
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原発なくすまで声あげる 官邸前行動 5野党代表が参加
 志位委員長スピーチ
しんぶん赤旗 2016年3月12日
 東京電力福島第1原発事故から5年の11日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、187回目の首相官邸前抗議行動を行いました。主催者あいさつでミサオ・レッドウルフさんは、大津地裁が高浜原発運転停止の決定をしたことにふれ、「この決定は、大きな希望です。政府の政策を転換させ、原発をなくすまで、声をあげ続けます」と訴えました。
 
 この日は、共産、民主、維新、生活、社民の5野党代表が訴えました。共産党の志位和夫委員長は、4年にわたる官邸前のたたかいが全国各地に広がり、国民世論を大きく変えたとのべ、「野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そう。力を合わせて再稼働をとめ、原発ゼロの日本をつくろう」と呼びかけました。
 福島の被災者や著名人がスピーチしました。
 
 「いわき放射能市民測定室たらちね」事務局長の鈴木薫さんは「みなさんが声をあげていることは大きな激励です」と発言。精神科医の香山リカさんは「原発事故は人の一生をめちゃくちゃにしてしまう。立場を超えて、原発を止めるために声をあげていこう」と語りました。上智大学教授の中野晃一さんは「金曜の抗議行動を続けてきたみなさんが声をあげる通路をつくってくれた。これからも一緒に声をあげていきましょう」と話しました。
 厳しい冷え込みのなか、官邸前と国会正門前でおこなわれた抗議行動には6000人(主催者発表)が参加しました。
 
 
原発全廃へ思い新た
東京新聞 2016年3月12日
 原発に反対する官邸前デモが十一日、東京・永田町であった。東日本大震災から五年の節目に合わせ、この日は国会前のステージに著名人や野党の国会議員らが駆けつけ、集まった六千人(主催者発表)とともに原発の全廃を訴えた=写真。
 
 デモは首都圏反原発連合が主催。震災から一年後の二〇一二年三月に始まり、この日で百八十七回目となった
 東京都町田市の無職照井朝子さん(63)は「五年前、絶対安全だと言われていた原発が水素爆発し、ショックを受けた。事故があったのに一貫して再稼働を進めようとする安倍政権への怒りから、来ずにはいられなかった」と強調した。
 
 
再稼働阻止・廃炉訴え 「とめる会」松山で集会
愛媛新聞 2016年03月12日
 東京電力福島第1原発事故から5年となった11日、市民団体「伊方原発をとめる会」は愛媛県松山市湊町5丁目の坊っちゃん広場で「伊方原発再稼働を許さない3・11集会」を開き再稼働反対と廃炉を訴えた。 
 とめる会の草薙順一事務局長は「避難計画は机上の空論。原発事故で避難しなければならない状況になれば福島と同様、故郷を追われて土地を奪われ、家族は分断され、自殺者が出て、瀬戸内海は死の海となる」と主張。「福島事故の最大の教訓は原発を廃炉にするしか選択肢はないということだ。できないとすれば犠牲になった人たちに申し訳ない」と強調した。 
 参加者は中心商店街をデモ行進し「愛媛を守れ」などとアピールした。