2016年7月2日土曜日

02- 伊方原発運転差し止めを 大分でも仮処分を申し立て

 四国電力伊方原発から豊後水道を挟んで一部が50キロ圏になる大分県の住民が、伊方原発の運転差し止めの「仮処分」を申し立てました。4日には第2陣の申し立てが行われる予定です。
 
 それとは別に、運転差し止めを求める訴訟の準備も進めており、この夏中にも提訴する予定です
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伊方原発運転差し止めを 大分でも仮処分申し立て
高知新聞 2016年7月1日
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、大分県内の住民が6月30日までに、大分地裁に仮処分を申し立てた。大分地裁の判断は、四国電力が再稼働を目指す7月下旬までには示されない見通し。伊方原発は豊後水道を挟んで大分県の対岸にあり、大分市の一部などが50キロ圏内に入る。
 
 「伊方原発をとめる大分裁判の会(準備会)」事務局の小坂正則さん(62)によると、27日付で1人が仮処分を申請した。7月4日に別の住民3人が「第2陣」として申し立てる方針。
 運転差し止めを求める訴訟の準備も進めており、この夏中にも提訴する予定という。
 小坂さんは「中央構造線(断層帯)のすぐそばにある伊方原発は危険で、対岸の迷惑施設に対する大分県民の関心は強い。一日も早く運転を止めたい」と話している。
 四国電力は「申立書を見ていないためコメントは差し控えたい。内容を確認した上で、大分地裁に安全性を理解してもらえるよう適切に主張、立証していく」としている。
 伊方原発の運転差し止めを求める訴訟や仮処分は、松山、広島の両地裁でも争われている。