2016年8月22日月曜日

目指そう原発ゼロ 福井の集会に1000人参加

 原発から再生可能エネルギーへの転換を考える集会が20日、福井市で開かれ県内外の約1000人が参加しました。
 石川・福井県で開かれている62回日本母親大会実行委が大会の一環として開催したものです。
 集会後、参加者の一部は会場からJR福井駅周辺までデモ行進しました。
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目指そう原発ゼロ 福井で集会、1000人参加
中日新聞  2016年8月21日
 原発から再生可能エネルギーへの転換を考える集会が二十日、福井市田原一のフェニックス・プラザであり、県内外の約千人が参加した。
 
 新日本婦人の会、全労連などでつくる第六十二回日本母親大会実行委が大会の一環として開催。原発問題住民運動全国連絡センターの伊東達也筆頭代表委員、敦賀市の市民団体「ふるさとと子どもの未来を考える敦賀の会」の山本貴美(きよ)子代表ら四人が活動や研究内容を紹介した。
 福島県いわき市在住の伊東さんは五年前の原発事故以来、住民の避難が続く現状を説明。放射線量や賠償問題などを巡って地域社会が分断しているとして「県民の連帯を阻むものを乗り越える共助の運動の一層の推進が求められている」と強調した。
 山本さんは原発再稼働の差し止めを求める訴訟などを振り返り「福井で安心して住み続けられるよう、原発ゼロを目指して闘い続けたい」と述べた。
 
 集会後、参加者の一部は会場からJR福井駅周辺までデモ行進した。大会は福井、石川両県で開かれ、教育や食の安全などに関する集会もあった。二十一日に金沢市で全体会がある。(平野誠也)