2016年10月19日水曜日

柏崎原発の危険度は別格 阿部知子議員(民進党)

 阿部知子議員のツイッターを紹介します。
 彼女は議院内に原発ゼロの会を立ち上げそのリーダとして活躍しています。
 福島県立医大にも定期的に通い、福島県のこどもの甲状腺癌が175人に達したのは異常であり、国が事故の影響ではなく潜在癌を見つけたというのならそもそも手術は要らなかった筈だとしてしています。こども達の未来を見守るのは政治の責任だとも。
 
 同議員は東大医学部を卒業した医師で、米山隆一氏の先輩に当たります。
 今回の知事選では、民進党が自主投票を決めた段階で新潟入りして、以降「原発ゼロの会」のメンバーを始めとして民進所属議員を応援演説に誘い、最終的に蓮舫氏も応援に駆けつけることになりました。
 なお、「ゼロの会」の原発の危険度ランキングでは、柏崎刈羽は別格で「即刻廃止」が相応しいとしています。
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あべともこ(衆議院議員・小児科医)ツイッター
 
10月15日  
福島第一原発事故から五年、地元のことをさておいても福島へと通ってきた。この一年、二年は頻度がめっきり減ってしまって申し訳なく思うが、頼りの秘書の退職で足が確保できないこともある。それでも福島県立医大には年に二回はこどもの甲状腺癌健診結果を聞きにいき、今や175人、尋常ではない
 
平成23年から25年度の三年間の検査で116人、次の26年から28年度で既に59人、おそらく年度末迄に200人近いこどもの甲状腺癌が出るという事実を国はどう考えるのか。事故の影響ではないとか、潜在癌を見つけたのなら手術も要らなかったはずこども達の未来を見守るのは政治の責任
 
10月16日  
夜空に大きな黄色いお月様、満月が少し欠けたかも。今日の新潟県知事選挙の出口調査では米山さん優勢と。後一時間、何とか押しきってほしい。日本の原発政策を転換させる結果を待っている。ちなみにドイツでもバーデンブルテンベルグの州選挙の結果が流れを変えたという。新潟県民に期待している。
 
八時に新潟知事選挙の投票が終わり、開票をまつ間気持ちが落ち着くよう、ちらし寿司を作くり始めた。早々と9時には開票結果が解り、米山さん見事当選、市民の良識と良心の勝利である。出遅れて、相手候補には大きな組織もついた中、米山さんは日々民意の確かな受け皿になることで、勝利したと思う。
 
10月18日  
新潟知事選挙が終わって、民進党の対応、とりわけ脱原発政策の本気度を問う指摘も多い。私は民進党が自主投票を決めた段階で新潟に入り、以降「義勇軍」として原発ゼロの会のメンバーを始めとして民進所属議員を誘い、最終的には「母親として」蓮舫さんが応援にかけつけた。でもやっぱり党はどうなの?
 
福島原発事故から一年して立ち上げた超党派の原発ゼロの会は会期中は毎週木曜日に世話人会を開いて、政策の勉強や国会エネルギー調査会という会議の準備をしている。今回新潟には私に続いて民進党世話人である近藤昭一、真山勇一、初鹿議員が入り、だんだん応援に駆けつける民進議員が増えていった
 
原発ゼロの会として、柏崎刈羽の原発再稼働を特に問題視する理由は大きく2つ。まず第一に、福島第一原発事故の後、ゼロの会として原発の危険度ランキングを発表したが、柏崎刈羽は番外、即ち即刻廃止が相応しいと判断。理由は2007年の中越沖地震で壊れ、また活断層もあり、再稼働等あり得ないと。
 
国がこの危険極まりない柏崎原発の再稼働を強引に進める第二の理由は、安倍政権発足一年後の閣議決定で福島復興に国が面に立つとして、賠償額が5兆から9兆に、廃炉・汚染水対策は1兆円から2兆円に膨らみ、それらは全て国民負担とされ、同時に東電の義務?として柏崎刈羽の再稼働が挙げられた。
 
2013年12月の安倍政権の閣議決定にも関わらず、賠償金も廃炉・汚染水対策は更に不足、除染費用も膨らみ、柏崎刈羽も再稼働できずで、後7兆円出してほしいと電力業界が要求している。自分達で事故の責任も取れず、国民に大きな負担を要求し、更に危険を省みず再稼働に突き進むなど許されない
 
この間の経産省原発推進はやり過ぎ。三つの委員会を作り、どの政策も膨大な費用がかかるのに、省内、或いは電気事業者のみで決め、最後は原子力閣僚会議で権威づけしてどんどん国民負担に。かつて経産省の解明派官僚が、再処理は十九兆円の無駄遣いと内部告発したのとは大違い。国民負担はお構い無し。