2016年10月8日土曜日

浪江町で来月から長期準備宿泊

全町避難が続く浪江町で来月から準備宿泊 政府提示
産経新聞 2016年10月7日
 政府の原子力災害現地対策本部は7日、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町で、一部地域の避難指示の解除に向け、住民が夜間も含め長期滞在できる準備宿泊を11月1日から実施したい考えを町議会に伝えた。町も受け入れる意向で、住民への説明後、正式決定する。
 
 対象は居住制限区域と避難指示解除準備区域で、解除日まで実施する。対策本部は、上下水道の整備や除染が進み、今月27日には同町内に仮設商業施設がオープンすることを踏まえて、実施は可能と説明した。
 対象区域では9月1日から26日まで短期間の宿泊を認める特例宿泊も実施。131世帯269人が自宅などに泊まった。
 町は復興計画で放射線量が高い帰還困難区域を除き、解除の目標時期を来年3月としている。