2017年6月14日水曜日

14- 千葉 柏市の県立5校で基準上回る放射線量

 千葉県柏市内の5つの学校の敷地内で国の基準を上回る放射線量が検出され、県の教育委員会は周囲を立ち入り禁止にしたうえで除染を進めることにしています。
 千葉県教育委柏市内の県立学校など9つの施設の敷地で調査した結果、5つの学校の合わせて6つの地点で、地表1メートルの高さの放射線量が1時間当たり0・24から0・72マイクロシーベルトと、国の基準の0・23マイクロシーベルトを上回っていました。
 教育委は、土を入れ替えるなどして除染を行うとともに、今後、来月中をめどに柏市以外の学校についても放射線量の調査結果をまとめたいとしています。
 
 註 国の基準0・23マイクロシーベルトは年間被曝量2ミリシーベルトに相当するもので、0・05マイクロシーベルト前後が通常の値です。
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千葉 柏市の県立5校で基準上回る放射線量
NHK NEWS WEB 2017年6月12日
ことし1月、千葉県柏市で体育館の植え込みから国の基準を上回る放射線量が測定されたことを受けて行われた調査で、新たに柏市内の5つの学校の敷地内で国の基準を上回る放射線量が検出され、県の教育委員会は周囲を立ち入り禁止にしたうえで除染を進めることにしています。
 
ことし1月、柏市中央体育館の植え込みで国の基準を上回る放射線量が測定されたことを受けて千葉県教育委員会は、柏市内の県立学校など9つの施設の敷地で、ことし4月下旬から先月中旬にかけて調査を行いました。
その結果、5つの学校の合わせて6つの地点で、地表1メートルの高さの放射線量が1時間当たり024から072マイクロシーベルトと、国の基準の023マイクロシーベルトを上回っていたということです。
教育委員会によりますと、基準を上回る放射線量が確認されたのは、柏高校、東葛飾高校・中学校、柏中央高校、柏南高校、それに、沼南高柳高校の敷地内ですが、いずれもプールや駐輪場の裏など、ふだんは人が立ち入らない場所だということです。
県教育委員会は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響と見て、周辺を立ち入り禁止にしたうえで土を入れ替えるなどして除染を行うとともに、今後、来月中をめどに柏市以外の学校についても放射線量の調査結果をまとめたいとしています。