2017年6月22日木曜日

規制委が東電社長を聴取 柏崎刈羽原発 安全審査で

 原子力規制委21日、東電広瀬直己社長から書類で示された安全対策について聴取しました。
 23日の東電株主総会後には、新たに社長となる小早川智明取締役を呼び、安全意識などを確認するということです。
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規制委、東電社長を聴取 柏崎刈羽原発の安全審査で  
日経新聞 2017年6月21日
 原子力規制委員会は21日、東京電力が柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)の安全審査の書類を再提出したことを受け、広瀬直己社長から書類で示した安全対策について聴取した。23日の東電株主総会後には、新たに社長となる小早川智明取締役を呼び、原子力事業に関する安全意識などを確認する方針だ。
 
 広瀬社長は再提出した書類について「組織横断的に様々なレビューをしてきた」と話し、規制委の指摘をもとに内容を修正したと述べた。株主総会後の新経営陣にも「(審査状況を)しっかり引き継ぐ」と語った。規制委の田中俊一委員長は「(書類は)今後信頼して審査していくに足るものと理解した」と述べた。
 
 規制委は原発の安全に関する重要な情報について、東電が社内で共有できていないことを問題視している。東電が16日に再提出した書類についても、安全への認識が十分に共有されているかどうかを、トップに確認する必要があると判断した。