2017年7月13日木曜日

納得できる方針示さないなら柏崎刈羽原発合格させない

 原子力規制委の田中委員長は、12日の定例会見で、東電が福島原発の廃炉をめぐり躓いていることに関して具体的な方針を持っていないことを改めて批判したうえで、納得できる方針を示さないかぎり、柏崎刈羽原発を規制基準審査において合格させない考えを示しました。

 姿勢を正せばそれで済むという問題ではありませんが今回の指摘は納得できるものです。、規制委にも首尾一貫した対応を求めたいと思います。
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7月11日  規制委員長「東電に主体性見えず」 福島第一廃炉に危機感
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「納得できる方針不提示なら柏崎刈羽原発合格させず」
NHK NEWS WEB 2017年7月12日
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、12日の定例会見で、東京電力が福島第一原子力発電所の廃炉をめぐる課題への対応について、具体的な方針を示していないことを改めて批判したうえで、納得できる方針を示さないかぎり、審査の中で柏崎刈羽原発を合格させない考えを示しました。
原子力規制委員会は、10日東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発の審査の中で、会長や社長に対し、福島第一原発事故を起こした当事者としての姿勢をただす異例の聞き取りを行いました。

しかし大量の汚染水や放射性廃棄物を、最終的にどう処分するか東京電力から具体的な説明は無く、「主体性がない」と厳しく批判したうえで、具体的な方針を文書で示すよう求めました。

これについて田中委員長は、12日の記者会見で、「姿勢を見せるだけで信用しろというほど甘い話ではない。東京電力は、覚悟と具体的な取り組みをきちんと示さないといけない」と述べ、安全に対する姿勢を確認する必要があるとしてきたこれまでの発言からさらに踏み込み、東京電力が納得いく方針を示さないかぎり、柏崎刈羽原発を合格させない考えを示しました。
これに対して東京電力は、「指摘を重く受け止め、事故を起こした当事者として、廃炉や復興に向け、主体性を持って取り組みたい。求められた文書については、しっかりと回答したい」と話しています。