2017年7月22日土曜日

大洗被爆事故 原子力機構が中間報告

 6月に大洗開発センターで起きた作業員被爆事故について、原子力機構が中間報告をまとめ21日、原子力規制委に提出しました。
 その中で、袋が破裂した原因は、中に入っていた核燃料物質を固める接着剤や、物質が入ったポリ容器、それに水分の3つが放射線で分解されてガスが発生したことが破裂につながったと推定されるとし、核燃料物質はポリ容器ではなく金属製の容器に入れて保管すべきだったとする見解を示しました。
 原子力機構はさらに調査を進め、ことし9月までに国に最終的な報告をしたいとしています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
被ばく事故 原子力機構 「金属製容器で保管すべきだった」
NHK NEWS WEB 2017年7月21日
先月、茨城県にある日本原子力研究開発機構の研究施設で起きた被ばく事故について、原子力機構はこのほど中間報告をまとめ、核燃料物質はポリ容器ではなく金属製の容器に入れて保管すべきだったとする見解を示しました
この事故は先月、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究施設で、プルトニウムなどの核燃料物質が入ったポリ容器が入れていた袋が破裂し、作業員5人が被ばくしたもので、原子力機構は21日、推定される事故の原因について中間報告をまとめ、原子力規制委員会に報告しました。

これについて原子力機構が会見し、袋の中に入っていた核燃料物質を固める接着剤や、物質が入ったポリ容器、それに水分の3つが放射線で分解されてガスが発生し、さらに袋も劣化していたことから破裂につながったと推定されると説明しました。
そのうえで、核燃料物質はポリ容器ではなく金属製の容器に入れて保管すべきだったとする見解を示しました。

一方、作業員が体内にプルトニウムなどを取り込んで被ばくした原因は、核燃料物質が頭皮や顔に付着し汗とともにマスクの中に流れ込んだことや、袋の破裂音に反応して顔を動かしたときや会話のときに、マスクと顔の間に隙間から入ったことなどが考えられるとしました。
原子力機構はさらに調査を進め、ことし9月までに国に最終的な報告をしたいとしています。