2017年11月13日月曜日

反原発 国会前に千人 神戸に4百人 宇都宮でも

 福島第1原発事故から68カ月となった11国会周辺で行われた「反原発☆国会前集会」(首都圏反原発連合主催)には1000人が集まりました。
 同じ日、原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会などが呼びかけ、大飯原発再稼働に反対する集会とデモが神戸市中央区で行われ400人が参加しました。
 また12日には、「さようなら原発!栃木アクション」の呼びかけで宇都宮市中心部での反原発パレードが行われる運びです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原発なくせ 首相やめろ 反原連・国会前集会 参加者、決意新た
しんぶん赤旗 2017年11月12日
 福島第1原発事故から6年8カ月となった11日、国会周辺で行われた「反原発☆国会前集会」(首都圏反原発連合=反原連が主催)。「私たちの声を無視する、安倍政権を退陣させたい」(横浜市・70歳女性)、「次の世代のためにも、原発をなくしたい」(東京都大田区・70歳女性)―集まった参加者は口々に、原発ゼロと安倍政権の打倒へ新たな決意を語りました。

 首相官邸前で、「原発いらない」「安倍はやめろ」とコールしていた、千葉県八千代市に住む女性(72)は「政府には、何度同じ言葉をいわせるのかという気持ちです」。2012年から原発反対の抗議に参加し続けており、「国民の声を聞かない安倍政権に腹が立っています。とんでもない政治です。変えるために、これからも声をあげます」と話しました。

 「どうして原発を無くさないのか。今の政治はおかしいよね」と語るのは、東京都足立区の男性(70)。手には、何年も使ってきた「許さない原発再稼働」のプラカード。「福島第1原発事故があった日から、政治を自分の生活と結びつけて、『原発反対』の声をあげ続けています。これからもそうです」

 国会正門前ステージ最後方にいたのは、同渋谷区に住む女性(69)。原発事故をきっかけに政治に関心を持ちました。「以前は、選挙に行かない時期もあった。後悔しています」
 「総選挙で与党が野党共闘を恐れていることはよく分かりました。私たちと野党が力をあわせれば、必ず政治は変わる。原発もなくなる。頑張りたい」


「原発いらない」市民グループが国会前で反対集会
産経新聞 2017年11月11日 
 原発反対を訴える集会が11日、国会前で開かれ、首相官邸前の抗議活動と合わせて約千人(主催者発表)が参加した。社会学者の小熊英二さんら著名人がスピーチで登壇。参加者は「原発いらない」「再稼働反対」と声を合わせ、拳を突き上げた。

 市民グループ「首都圏反原発連合」が主催。小熊さんは「原子力を推進するのは未来のためにいいことではない。みんなで声を上げて変えていこう」と訴えた。東北芸術工科大の竹内昌義教授は、ドイツでは再生可能エネルギーの普及と経済発展を両立させていると紹介。「再生エネをもっと進めるべきだ」と強調した。
 千葉県大網白里市から集会に参加した梅原末男さん(67)は「原発の危険性は東京電力福島第1原発事故でみんなが知ったはずなのに、再稼働はおかしい」と憤った。


大飯再稼働ノー 神戸 集会・デモ、原発ゼロを
しんぶん赤旗 2017年11月12日
 「市民の力で原発のない社会を」と、原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会などが呼びかけ、大飯原発再稼働に反対する集会とデモが11日、神戸市中央区で行われ400人が参加しました。

 主催者あいさつをした「原発ゼロ!核兵器ゼロ!ゼロこねっと」の橋本銀河事務局長は、毎週金曜日夕の関西電力神戸支社前抗議行動が10日で280回になったことを報告。「これからどう生きていくのか、未来の世代に何を残すのか考えよう」と原発のない社会の実現を訴えました。

 福井県小浜市の中嶌哲演・明通寺住職は、大飯原発再稼働と廃炉をめぐる関電や自治体、裁判の現状と動きを報告。原発のない社会を実現するために、福島原発事故の実態を忘れないことや原発依存経済からの脱却の道を示すこと、関電との契約見直し、大飯原発再稼働差止訴訟支援などを提起し、党派、主張を超え団結した運動を呼びかけました。

 福島から兵庫県に避難してきた原発賠償ひょうご訴訟原告の伊藤伸子さんが、子どもを守る避難者の思いと現状を訴えました。制服向上委員会と山形県のフォークグループ・影法師が原発ゼロと平和を音楽と語りでアピール。大阪市の男性(42)は「仲間に誘われて来ました。アクションだけでなく、話も聞けて、とても勉強になりました」と話していました。


脱原発訴え市民、きょうパレード 宇都宮の中心部 【栃木】
東京新聞 2017年11月12日
 脱原発を訴える市民らが十二日、宇都宮市中心部をパレードする。主催する市民団体「さようなら原発! 栃木アクション」が参加を呼び掛けている。
 午後一時四十五分に宇都宮城址(じょうし)公園を出発し、JR宇都宮駅に近い宮の橋まで二・二キロを歩く。参加は誰でも可。主催者は千数百人~二千人の参加を見込む。
 パレードに先立ち、同公園で正午からプレコンサート、午後一時からリレートークがある。 (北浜修)