2018年5月18日金曜日

18- 東海第二原発 原子炉の水位設定に誤り

東海第二原発 誤データで原子炉の水位設定 保安規定に違反
NHK NEWS WEB 2018年5月16日 
再稼働の前提となる審査を受けている茨城県にある東海第二原子力発電所について、原子力規制委員会は16日、誤った核燃料の長さを基に原子炉の水位計が設定されていたとして、保安規定に違反していると判断しました。
東海第二原発ではことし1月、再稼働の前提となる審査で、提出された書類の中に原子炉に入れる核燃料の長さに関するデータが誤っていたことが判明しました。
 
16日に開かれた原子力規制委員会の定例会では、事務局側から、その後の検査でデータの誤りは審査に関わる168の文書のうち2割近くの31の文書で見つかったと報告されました。
さらに誤った核燃料の長さを基に原子炉の水位計の一部が設定されていたことがわかりました。
これは炉内の水位が下がり核燃料を冷やせなくなるような重大な事故のときに正しく水位が測れない可能性があることを意味し、規制委員会は、保安規定に違反していると判断しました。
 
これについて日本原電は「規制委員会の判定を真摯(しんし)に受け止め、原因究明や是正措置を行っていく」としています。